アーカーブ Collected Strories 2002年7月 衝撃の灯火採集withケンケンパさん part3 |
02/07/05 part3
東北地域
月齢 23.6 気温20℃ 湿度82%(pm9:00)
いっしょに採集された方
ケンケンパさん、Yさん 同行者 子供2人
【街灯採集から】
街灯採集からケンケンパさんとYさんが戻ってきた。
なんとなく、2人の様子がおかしかった。
そして、ケンケンパさんが
『tubasaさんと同じ数になりましたよ。
Yさんがオオ2♂採りましたよ。』
なんともびっくりする採集結果であった。
それも、Yさんは初めての街灯採集でオオ2♂も採集してしまったのである。
やはり、7/3日は相当な数のオオクワが飛んだのであろう。
1♂目は某街灯の下を歩いている小歯のオオクワ♂を見つけて、Yさんは最初ヒラタ♂だと思ったらしい。
2♂目は壁に張り付いている個体をケンケンパさんが見逃し、後からYさんが見つけるというなんともラッキーな採集だったらしい。
よくビギナーズラックと聞くが、
街灯採集でのオオクワ♂は♀7頭に1頭くらいの確率なので、
初めての採集でこれほどの採集結果は聞いたことがなかった。
Yさん採集オオ♂(50.0mm)
Yさん採集オオ♂(46.0mm)
【再び街灯採集】
そして、ケンケンパさんとYさんにあれからオオ2♀飛んできたことを報告した。
さすがに、ケンケンパさんはびっくりした感じであった。
この時点で、2人で2♂4♀とういう結果に乾杯することにした。
しばらく間、Yさんの街灯採集の話しで盛り上がっていたが、
『これだけ、7/3日に飛んでいるのだから、まだどこかに潜んでいるやつがいるのじゃない。』
という発言から、急にまた街灯採集に行くことになった。
急いで灯火セットを簡単に片付けて期待できるポイントに行くことにした。
今晩1♀採集したポイントとYさんが2♂採集したポイントに行くがなにもいなかった。
そして、空が少し明るくなり始めた頃、今年期待できる新ポイントに行くことになった。
そのポイントに着き、さっそくわたしとYさんは街灯のほうに歩いていった。
ケンケンパさんはすこし疲れていたのか、まだ車の中にいた。
Yさんと別々のルートから街灯のほうに歩いていくと、
なんと薄暗いアスファルトの上を歩いている黒い個体を見つけて、
すぐさま拾いあげた。
…
…
その個体は、なんと大歯オオクワ♂だった。
大歯オオクワ♂だとわかり、
飛び上がって喜んでしまった。
ケンケンパさんは車の中で唖然としている様子だった。
歩いていた大歯65mm(やらせ画像)
それから、そのポイントの街灯のまわりを見たがオオクワはいなかかった。
さらに、期待できる街灯を何ケ所か見たがなにも見つからなかった。
灯火ポイントに戻った時は、かなり空は明るかった。
【1日目の個体】
街灯採集オオ♂(65.0mm)
灯火採集オオ♀(36.5mm)
灯火採集オオ♀(37.0mm)
灯火採集オオ♀(40.0mm)
街灯採集オオ♀(40.0mm)
2日目にはケンケンパさんの活躍が…。
2日目(7/6日)へ
1日目(7/5日)の成果
オオクワ3♂(65.0mm,50.0mm,46.0mm),
オオクワ4♀(40.0mm,39.5mm,37.0mm,36.5mm)他多数
【エピローグ】
外灯採集でオオクワ♂を採集したことは、何度かあるがこれほど印象的な採集はない。
まだ薄い暗いもう少しで日の出となる時間に、アスファルトを早く動いて行くオオクワ大歯♂。
そのオオクワ大歯♂が何故その時間に動いていたかは、わからないが
こんな光景にはもう出会えことはないと思う。
また、灯火採集をしてその後に朝方まで外灯採集をできる体力。
そして、この頃はまだ採集者が少なかったからこそこんな採集をすることができた。
外灯がLED化が進んで、さらに厳しい状況が予測される中、外灯採集でのオオクワ♂は遠いものなっていくことになるだろう。
To be continued
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