アーカーブ Collected Strories 2001年5月 オオクワ狙いでブナミズナラ帯の材採集へ part3 |
2001/05/01 part3
東北地域
単独
【さなぎの死骸】
それから、削っていくとクワガタの幼虫の死骸が数頭でてきて、さらに、クワガタのさなぎの死骸まででてきた。
いっきに2頭
『オオクワの幼虫やさなぎなどは、水分の多い材では良く死んでしまう』と聞いているので、もしかして、オオクワかなという期待がでてきた。
さなぎの死骸
出てくる出てくる
さらに頭幅が9~10mmくらいの3令になりたての幼虫がでてきた。
ここまでくると…
ヒメオオかオオクワ…
しかないと自分で勝手に思ってしまった。
しかし、わたしは、ヒメオオの幼虫を見たことがないので、
全然見当もつかない。
とりあえず、ある程度太い食痕が消えるまで削ることにした。
なかなかの頭幅の幼虫
また頭幅の大きい幼虫が
結局、頭幅8~10mmの3令幼虫♂3頭、3令♀1頭、初令から2令は6頭の合計10頭の幼虫を採集することができた。
【下山】
3時を過ぎたので、4年前のカワラの立ち枯れはあきらめることにした。
わからないが、オオクワらしき(またはヒメオオ)幼虫を10頭採集できたので、満足しながら下山できた。あちこちに春を感じる草花があった。
下山途中新芽が出てきている
山の中で
夕方の△△地域の風景
【考察】
今日は、いろいろあったが大満足の採集となった。
結局、自宅に戻ってクワガタ関係の雑誌を見ても区別がつかないため…
ヒメオオの幼虫の採集経験の☆☆☆のクワガタショップと
△△地域出身でオオクワの幼虫を材割りで出しているT氏に見て頂いたら…
間違いなくオオクワということだった。
苦節4年、毎年春と秋に◇◇◇に通っての材採集で、オオクワの幼虫をやっと採集することができた。
【エピローグ】
2001年5月の材採集になるが…
今から考えると、良く残雪の残っている山に単独で登ったと思う。
体力的にも…
最近、山の中で迷ったことも含め、もうこんな材採集は出来ないかも知れない。
また、この材採集時にも採集記にも載せいなかったが、オオクワ材採集が終わり下山する間際に、獣ような鳴き声を聞いて、慌てて下山しようとして、一瞬登って来た道を見失ってしまった。
そんな、残雪のある山の中でオオクワのいる立ち枯れを見つけられたのは、本当に運が良かったと思う。
この半年後に、ある有名な採集者ともう一度この場所に登ることになった。
今日の成果
オオクワ:幼虫3令♂3頭、♀1頭、初令から2令6頭、合計10頭
To be continued
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